車に乗っている人で、交通違反で切符を切られていない人を探すのは難しいだろう。
仮に、優良免許を持ってる人の9割はペーパードライバーであるという統計がある。
切符を切られた人は、反則金の納付書に「国庫金」と書いてあるのでわかるだろう。
つまり、国に入る税金なんだよー。所得税と同じこと。
税金というのは、国で決定する歳入のこと。
反則金も、国会であらかじめ、いくら歳入があるか年度初めに決定されるから、当然、警察官はそのお金が納入されるように、切符をきらないといけない。
予算から各県で割って、さらに各県の警察官の数で割ると、概算だが、交番の警察官は一当直で、一枚以上は切符を切らないといけない。つまり、ノルマである。
白バイなんかは、切符を切るのが仕事だから当然ノルマは増え、一日10枚以上。
10枚切れないと、すぐ異動させられ、交番勤務に戻る。
反則金は、国の歳入になるから、捕まったらツベコベ言わず、切られてねー。
例外は、駐車違反。
駐車違反は、かつては逃げ得だった。
ステッカー貼られても、あとで出頭するようハガキが来たけど、そのままにしておけば、そのままになった。
でも、それでは税金が入らない。
国が考えたのは、出頭しないヤツは、金だけでも払ってもらう方法。
駐車した車のナンバーをデジカメで写真を撮り、標識も映るよう車全体をデジカメでパチリ。
証拠固めだけは万全である。
ステッカーを貼られ、出頭しないと、車の所有者宛に、本部の駐車対策課から封書が送られてくる。
中には公安委員会名で、「弁明書」が入っていて、一緒に納付書が入っている。
レンタカー屋なんかは弁明ができるし、車を貸していた人が駐車違反をすれば弁明ができるけど、自分が駐車違反して、反則金を払わないと、その車が車検を取れなくなるよう、法律を改正された。
だから、18000円は払ってねー。その代わり、違反点数は免除されるからー。
でもねぇ、ステッカー貼っているところに、「今、動かしまーす」なんて、出ていくと、警察官もノルマがあるから許してくれず、違反点数と反則金のダブルパンチになる。
だから、もし自分の車に警察官がステッカーを貼っているところに出くわしてしまったら、警察官が立ち去るまで待ちましょう。
そうすれば、数か月後に納付書が送られてきて、お金だけは払わないといけないけど、違反点数は累積されないで済むよー。
でもねー、レッカーで移動されちゃったらしょうがない。レッカー代と反則金に違反点数のトリプルパンチとなる。
白バイの速度違反も、赤切符にならないよう、せっかくスピードメーターを止めてくれてるから、文句を言わず、切符を切られてねー。
交番の警察官は、一時停止とか、信号無視とか、車線変更禁止とか、踏切不停止とか、取締りやすい場所で何人かで取り締まっている。
数人でやるというのがミソ。
もし否認された時、一人より数人でやっている方が証拠能力がある。
取り締まりは、人数分だけノルマを達成するまで続ける。
そうしないと、切符を切れなかった人が可哀そうじゃん。
どーこー言っても、違反制度は、税金を獲得するための国策だから、悪いのは国会の議員さんだよー。
特に交通取締月間なんて、ノルマが増えるから、気を付けることに越したことないよー。