当初、3日目もフライトを予定していた。

が、台風11号が接近。

気象官に聞いたところでは、未明から雨が降り出し、次の日まで台風の通過で雨だろうとのこと。

よって、フライトはキャンセル。

ホテルに着いて、荷物置いてから、ガンガンビール飲んで、床に着いた。

 

3日目、朝から雨。

問題は、うちに帰らにゃーなるまい。

朝のニュースでは、台風が三浦半島だかどこかに、上陸しそう。

でもまだ、空の便に乱れはない。

それなら、とっとと新千歳からジャンボで帰えろー。

ということになり、Tさんと教官に別れを告げ、新千歳行の列車に飛び乗り、出発の遅れていたジャンボに予約変更。

北海道を後にした。

ジャンボの中では、羽田に降りられないと、引き返すとのアナウンス。

確かに台風とタイミングが合いそう。

引き返したって、会社、もう一日休む口実ができるから、その方がいいやー、とも思う。

 

特に揺れもなく、快適なフライト。

が、到着ちょい前、羽田に降りるため、茨城上空でホールディングするとのアナウンス。

(多分、阿見VORのところ)

 

このアナウンス。けっこうくせもの。

いつぞやグアムに行ったときの帰り、成田が豪雪のためクローズ。

しばらく成田上空でホールディングするも、いっこうに再開のきざしはなく、その間、ガタガタ揺れ、あっちこっちでゲロゲロ吐いてる客がいて、すっぱいにおいが機内に立ち込め、結局、関西空港に連れて行かれた、という苦い経験がある。

 

しかし30分後、羽田にアプローチするというアナウンス。

 

最近のジャンボは、客席のスクリーンに、前方の様子がカメラで映し出される。

しかし前は、真っ白。雲の中。

フラップは降りてるし、もうファイナルのはず。

ここでランウェイ見えなきゃ、ミスアプローチ。

 

そして、

その時。

前方の雲が薄くなり、ランウェイのアプローチライトがピカピカ。

見えたぜ、羽田。

迫るランウェイ。

 

タービュランスもなく、ドスンと大型機特有のタッチダウン。

 

長かった旅も、ここで終わり。

Iさんと、空港のレストランで、ビール一杯飲んで、家路に着きました。 

 

心残りは、北海道まで行って、ラーメン食う暇がなかったこと。

 

 

とさ。  めでたし、めでたし。

  

     (完)

 

 

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