フェリー2日目(とは言っても最終日)

やはり空を見上げると、視程が悪い。

本日のコースだが、フルに3日あったら南下して屋久島経由熊本ステイを考えていたが、夕方には北九州に着いて、セスナをユニット2の人達に引き継ぐという重要な任務を成し遂げなければならない。

 

協議の結果、

 第1レグ 大分から鹿児島。(ここを私)

 第2レグ 鹿児島から長崎。(ここをNさん)

      ここでチャンポンを食う。

 第3レグ 長崎から壱岐経由 福岡(ここをOさん)

 第4レグ 福岡から北九州(トリは私)

 

ちなみに、1番降りたくない福岡をOさんが立候補。ATCの練習に福岡を降りてみたいとのこと。さすがOさんですね〜。私だったら福岡避けて、ダイレクト北九州だっただろうに・・・。

 

大分発動。

実はこのレグ、1日目よりきついものだった。

離陸してすぐに低層に雲。山があるのでとりあえず雲の上に出ないと山にぶつかる。

チャートに引いた線は、山があるのでいったん宮崎空港方向に頭をむけて迂回し、途中から鹿児島に変針。

 

ところが最初の雲が越えられない。薄いけど低層にオーバーキャスト。

しょうがないのでレーダーと通信設定して、そのまま上昇。(もしかして、これって法を犯してないかしらん。ということで、詳細については記載せず。)

     

雲の上に出ると、下は雲。(当たり前だろーがって?)

積雲系の雲だけど、所々TCUになり、高くそびえている。高度は8500でレベルオフ。これ以上、上げてもTCUは超えられないので、ここからは雲をよけながらのフライトが始まる。

 

いやはや、こりゃーたまらんかった。

雲のないところを選んでヘディングを変える飛行が続く。隣で教官がバニーちゃんからもらったアメをすすめてくれるのだが、そんな余裕はこれつぽっちもない。

 

VORもあっちの局、こっちの局と頭が混乱。当然鹿児島は山の向こうだからVORは届かない。結局、レーダーに鹿児島のヘディングを出してもらい、そちらに頭を向ける。(こんなレーダーの使い方もあったんですねー。いい勉強になりました。)

 

鹿児島空港は、韓国岳山系の向こう側にある。これを避けるために南に迂回。高速降下開始。

 

それにしても、成り行きフライトだったため空港の諸源をゆっくり勉強しておらず、着陸前になってパターンをチラチラ見ながら降りていくものだから頭が混乱。

自分のイメージとしては、鹿児島A/Pのパターンはこっちから行って向こう側だったが、実際はこっち側。滑走路が見えてきてダウンウインドに入らず、危なく滑走路上空を突っ切るところだった。

 

鹿児島は暇な空港かと思っていたが、なぜか私が着陸する時に限って次から次にトラフィックが来て、ダウンウィンドでmake360でホールド。一機着陸、一機離陸を待ち、滑り込むように着陸したのであります。

  

このフライト、時間にしてたったの1時間25分でしたが、けっこう寿命が縮みました。

 

 

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