秋田から函館は、Tさんの操縦。

Tさんは、ファイナル目前の訓練生。ここまで100時間そこそこできてるというので、腕は確か。お手並み拝見といきましょうか。

秋田の地を蹴って、今度は重いセスナ、なんとか宙に上がった。

と、実は私もIさんも、自分の出番が終わり、後ろでぐったり。

ぼーっとしながら、外の雄大な景色を楽しんでいた。

最初にヒットしたのは十和田湖。

    

 

でかいねー。そして周りは高い山に囲まれている。

そして、山に連なって見えてきたのは八甲田山。

   

今でこそ、緑に囲まれて見えるけんど、あと何ヶ月かすれば、雪で真っ白の銀世界なんだろーねー。

昔、死の行軍で多数の死者を出した八甲田山。

何十年たった今でも、日本の思想、風習。なにひとつ変わっちゃいない。特にうちの会社は典型的さ。

 

八甲田山の向こうには、この辺で一番高い、岩木山がそびえ立つ。

どうやら、本州もそろそろお別れ。

視界に海が広がる。

しかし、ヒコーキっちゅう乗り物はすごいねー。地図のように津軽半島、下北半島が見えてきた。

この半島の間を突っ切る。

 

向こう岸は、もう函館だもんねー。

ついに来たねー、ほっかいどー。

 

Tさん、函館とコンタクトを取る。ATCもたいしたもんだ。いつでも実地試験、受けても大丈夫たと思う。

 

函館空港にアプローチ。

   

そしてタッチダウン。

われわれ、ほっかいどうに、とうちゃくす。

  

 

(読者の皆さん、お気付きのことかと思いますが、この辺りの記憶がふっとんでいるので、適当に、はしょる。)

 

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